日帰り白内障手術

当院では日帰り白内障手術を行っております。

日帰り手術は手術後短期間で普段の生活に戻ることができるため、多くの患者様に喜ばれています。

白内障でお困りの方、手術をお考えの方はぜひご相談下さい。

入院せずに手術が受けられる「日帰り手術」

当院では日帰り白内障手術を行っております。

超音波を使用した装置の進歩により、短時間で正確な手術が、小さな創口から行えるようになり、日帰り手術が可能になりました。

手術後、短期間で普段の生活に戻ることができるため、多くの患者様に喜ばれています。

 

患者様が内科等の他の疾患をお持ちの場合には、かかりつけ医師の先生から症状や体調をお聞きし、手術に問題がない事を確認した上で準備をすすめます。

また、目や他の疾患の状態が良くないなどで入院での手術をお勧めする場合には、入院可能な病院をご紹介します。

 

病気を正しく理解し、最適な治療方法を一緒に選んでいきましょう。

不安なことや、わからないことがあればいつでもスタッフにおたずねください。

「白内障」とは

白内障とは、水晶体(カメラでいうレンズの部分)が濁ったために物が見えにくくなった状態です。

白内障は痛みもなく、初期段階では自覚症状があまりない病気ですが、進行すると、白っぽくかすんで見える、光がまぶしく見えるなどの自覚症状が出てきます。

原因は加齢、糖尿病、虹彩炎、ステロイド治療歴など複数がありますが、一般には加齢によるものが多く、60歳代で70%、80歳以上になるとほぼ100%の人に白内障の症状がみられると言われています。

 

下図のように水晶体が濁ってしまうと白内障になります。

白内障の自覚症状には次のようなものがあります。

 

■まぶしく感じる

光や明かりが水晶体の濁りで反射してしまうため、屋外の明るいところや逆光などがまぶしく見えます。水晶体の濁りが中心部にあると特にまぶしさを強く感じます。

 ■かすんで見える

濁りが水晶体の中心部にまで及んでくるとかすんで見えるようになります。また濁りの度合いが強くなるとかすみも強くなり、次第にものが見えなくなってきてしまいます。

 ■暗いと見えにくくなる

水晶体は高齢になると黄色くなっていきます。水晶体の濁りがこれに加わると、暗い場所でものが見えにくくなります。

 ■像が重なって見える

 水晶体の濁り方によっては、像が二重・三重に重なって見えてしまうことがあります。

 

「白内障」の治療法

白内障による水晶体の濁りは、手術以外では治すことができません。

手術を行わない場合は白内障はその後も進行し、視力も低下していきます。

 

手術の内容は、白内障=濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを入れる手術です。白内障を取り除いただけではピントが合わないため、人工の水晶体である眼内レンズを入れてピントが合うように視力の補正を行います。

 

白内障手術の技術は近年革新的に進歩し、超音波を使用して行う方法が確立されており、手術のリスクも非常に小さくなっています。

より安全に正確に、そして患者さんの負担が軽減し、日帰り手術が可能になりました。

 

両眼の手術をお受けになる場合は、片方の眼の手術後1~2週間程度あけてもう片方の眼の手術を行います。

 

手術後の視力は

手術を受けたら視力がいくつになる、という予測は基本的にできませんが、濁りやかすみが主な症状であれば、通常その多くはなくなります。

白内障以外に悪いところがない人に限定していえば、当然視力が回復する可能性は高いと言えます。

しかし、白内障以外の要因で視力に関係する他の疾患(角膜の混濁、網膜の出血・変性など)が影響していると、手術後も視力の回復が思わしくない(回復しない) 場合があります。

また、手術で使用するレンズは透明度が高いので、逆にまぶしいという人も中にはいます。

回復の度合いや早さには個人差があります。

 

手術後のメガネの使用について

手術で使用する眼内レンズは人間の持つ水晶体と違い、遠近の両方にピントを合わせることができません。そのため、日常生活においてよく見る範囲にピントが合うように事前に眼内レンズの度数を計算して設定します。

手術後にメガネを必要とされるかどうかは、その方の生活のスタイルによっても変わってきますので、ご本人とよくお話しをし、必要な場合にはメガネをお作りしています。

 

合併症について

合併症とは、検査・治療・手術などに伴って、ある確率で不可避に生じる症状や疾患のことです。「検査の合併症」「術後合併症」とも呼ばれ、最大限の注意を払い最善の治療を行っても回避不可能なものとされています。

最新の手術設備によって 白内障手術の安全性は飛躍的に向上しています。

術後感染も抗生物質により極度に少なくなっています。

そのため白内障手術を受ける上で合併症が起こる可能性はとても低いものではありますが、「ゼロ」ではありません。

 

日帰り白内障手術の流れ

1. 術前検査

事前に行う検査です。視力・眼圧・眼底・角膜内皮細胞・眼軸長などさまざまな検査測定を行い、白内障手術が問題なく行えるかどうかをお調べします。

また、患者さまの目に最適な眼内レンズを選定します。

 

2. 事前準備

手術5日前から、抗菌点眼薬を点眼して頂きます。

 

3. 手術

手術前に散瞳剤と局所麻酔の点眼薬を点眼します。

 

 

結膜の部分にも麻酔をした後、角膜に2.5mmの切開を入れ、水晶体嚢の前面を小さく切開します。

 

 

濁った水晶体を取り除き、水晶体嚢の中をきれいな状態にします。

 

 

きれいにした水晶体嚢の中に眼内レンズを挿入します。

 

 

手術時間は10~15分前後ですが、来院から帰宅までは2~3時間程度かかります。(当日の手術の流れや緊急を伴う症例などが発生した場合、手術時間が前後することがあります)

 

手術後は眼帯を付けてご帰宅して頂きます。

 

4.翌日診察

・白内障手術を受けた翌日に診察・検査を行います。眼帯のまま来院して下さい。

・帰りは眼帯をせず、保護メガネを使用します。

 

5.定期検診

・定期的に術後の経過を観察し、異常がないかを確認します。

 

 

手術の費用

手術費用は眼内レンズも含めて健康保険の対象です。

自己負担割合が1割の方で1万5千円程度、3割の方で約4万5千円程度(片方の目につき)です。

 

健康保険には「高額療養費制度」があります。同じ月に支払った医療費の自己負担額が一定額を超えた場合、超過分を補助(返還)してくれるものです。70歳以上の方で自己負担の割合が1割か2割の場合、ひと月あたりの自己負担上限額は1万8千円です。

自己負担上限額は年齢や所得などで異なりますので、国民健康保険、協会けんぽ、健康保険組合など、ご自身の保険者にお問合せください。

 

民間の生命保険や医療保険、かんぽ生命などにご加入されている方は、「手術給付金」の給付対象となる場合が多いので、ご加入の保険会社にお問い合わせ下さい。

 


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